マインドコントロールはビジネスでも実践できる?!仕事を有利に進めるための活用方法

マインドコントロールと聞くと「洗脳」という認識が強く、あまり良くないイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?

犯罪やオカルトをイメージさせるリスクの高い心理概念と思われがちですが、マインドコントロールの意味を理解すれば、ビジネスシーンにおいて正しく使えます。

そこで今回は、マインドコントロールの正しい知識と仕事で役立つ心理行為をご紹介しましょう。

マインドコントロールとは?

マインドコントロールの特徴

マインドコントロールは、1970年代に米国で提唱された「マインドコントロール理論」が起源となっています。

具体的には、他者の精神に踏み込み、感情や考え方、行動などを自分が望む方へ誘導させる心理テクニックです。

例えば、自分が理想とする子どもに育てたいために、レベルの高い塾に行かせたり、厳しいルールを設けたりする行為も、心理操作と言えるでしょう。

つまり、自分の希望通りに人を動かすために働きかける行為の全てがマインドコントロールに分類されます。

しかし、それが操作される側にとってもポジティブな方向であれば、マインドコントロールは決して悪とは言えません。

マインドコントロールと洗脳は何が違う?

マインドコントロールは洗脳と解釈する人が多く見られますが、はっきりとした違いが存在します。

洗脳は脅迫、暴行、違法薬物など暴力で恐怖心を与え、意図的に人の意思・行動を支配するものです。

一方、マインドコントロールは言葉や口調などで人の心に入り込み、相手の意思を別の方向に動かすテクニックであり、力任せで相手を支配する行為ではありません。

また、マインドコントロールは操作される本人だけではなく、周りの人も認知しにくいほど無意識の中で行われている点も洗脳との違いです。

マインドコントロールの種類と具体的な例

性格を変える

マインドコントロールには様々な種類があるので、具体例を見ていきましょう。
1つ目は性格を変えることです。
性格は人それぞれ異なりますが、接する人に合わせて演じ分けている部分は誰にでもあります。
相手が望む性格に変えると、相手から見た印象や評価に影響を与え、自分にとって都合の良い行動に結びつけられる説得力を得られます。
例えば、実力と実績が同レベルの弁護士でも、丁寧で親身な対応をしてくれる人と高圧的な態度で接する人では、前者の方が相談しやすい相手と依頼者は判断するでしょう。

見た目を変える

人は視覚の情報を重視する傾向があるので、相手が望む見た目に変えることも1つのマインドコントロールのテクニックです。
例えば、同じセールスマンでもスーツ姿の人と作業着を着たい人が同じ商品を販売した場合、前者のセールスマンの売り上げが良好だったいう結果があります。
他にも男子大学生を対象に行った実験では、きっちりした服装の女性が説得した時よりも、色気のある服を着た女性の方が高い効果を得たという検証結果となっていました。
人の先入観や注目をコントロールする上で、見た目の変化は効果的です。

印象を良く見せる

人だけではなく、希望する最終的なアクションに誘導するには印象を良く見せることもポイントとなります。
商品購入のアクションに誘導したいので、売り込みたい商品やパッケージは実物以上に心惹かれるデザインや工夫が必要です。
例えば、広告にイメージキャラクターを起用する際は、印象の良い芸能人を起用しただけでもイメージアップとなります。
他にも、CMのロケ地、綺麗な映像など全体的に良く見せることで、売り込みたい商品や会社のイメージが良くなりやすいでしょう。
印象が良ければ商品に対する人は抵抗感を少なくなり、狙ったアクションへスムーズに誘導が可能です。

言葉で誘導する

マインドコントロールでよく使われるのは、言葉による誘導です。
言葉の誘導や説得では色々な心理テクニックがあり、無意識に使っているケースも多いです。
操作する人の性格によってマッチした説得方法は異なりますが、上手く説得に応じられればアクションの実行に結び付けられます。

情報・行動を制限させる

相手の情報や行動を制限する方法もマインドコントロールで使われています。
例えば、情報の制限では、他から情報を制限し偏った情報を与え続けると、操作された人は偏った情報を受け入れやすい状態になります。
そうなれば、与えられた情報が正しい情報と認識するようになり、自己判断能力に偏りが生じるようになるでしょう。
また、普段は自ら考えて行動を実行しなければなりません。
では、その行動の管理を他人が行ったらどうでしょうか?
最初は不自由さから不満が募りますが、行動の制限が繰り返されると人は受け入れ状態となり、次第に強制ではなく自発的な行動だと認識します。
そうなれば、他人の管理がなくなった後も自ら行動を続ける習慣が身に付きます。

覚えておきたい!仕事で役立つマインドコントロール

返報性の原理

返報性の原理とは、他人から恩義を受けた際に、自分も何かお返しをしなければと行動を起こしたくなる心理状態です。

ビジネスシーンで分かりやすいのは、試食やサンプルの提供でしょう。

試食やサンプルを提供された際に商品を勧められると、美味しかったし、タダだったしなどの感情が生まれ、買わなければならない気持ちになったという経験者は多いはずです。

無償の提供は恩義と捉えられ、返報性の原理が発揮されやすいので、サンプル提供や無料体験を活用したセールスはコンバージョンにつながる有効な手段と言えます。

ウィンザー効果

ウィンザー効果は、第三者の言葉と取り入れることで信憑性を高める心理学です。

営業では売り込みたい商品の説明が必要ですが、どんなに優れている点を伝えても疑いを持つ人は多いです。

一方、実際に商品やサービスを利用する人の声は外部からの評価となるため、セールスマンの謳い文句よりもはるかに信用できると消費者は感じる傾向があります。

実際、商品の購入では口コミを参考に判断する人も多いので、ウィンザー効果の活用は購買意欲の増進に最適な心理テクニックです。

希少性の原理

数量限定や期間限定など、人は希少性の高いものに惹かれる傾向があります。

なぜなら、この機会を逃すと手に入らないかもしれないという心理が働くためです。

限定商品だけではなく、バーゲンやタイムセールも希少性の原理が働く売り方と言えます。

他にも特定の商品の購入者限定、会員限定など権利の限定もプレミアム感が生まれ、自分が求める結果へコントロールしやすいでしょう。

権威への服従原理

人間は権威ある人、つまり自分より目上や影響力の大きい人に根拠もなく従う傾向があります。

例えば、芸能人が愛用する商品を個人的に紹介すれば、有名な人が使うものなら良い商品だと、根拠もないのに信頼を感じるでしょう。

医師監修など専門家が関わる商品やコラム記事、モンドセレクションなど賞の受賞なども権威への服従原理により無意識に信頼感を刷り込まれています。

売上などをアップしたい時は権威への服従原理を意識してセールスすると良いでしょう。

ザイアンスの法則

ザイアンスの法則とは接触を何度も繰り返すことで、次第に相手の警戒心が解かれる心理学理論です。

例えば、訪問販売は知らない人物が商品やサービスを売り込むので、消費者に警戒心を与えやすいです。

そのため、話を聞いてもらう前に拒否されるケースがほとんどです。

しかし、逆に何度も訪問を繰り返すと見知らぬ相手から顔見知りへと変わり、警戒心が少しずつ解かれ、話を聞いてくれるようになります。

さらに対話を繰り返すうちに関係が含まり、心を購買行動に向けさせられるようになるでしょう。

ザイアンスの法則を上手く活用するには、対話にポイントがあります。

いきなり商品を紹介するのではなく、まずは世話話で打ち解けあうところから始めましょう。

世間話の中に何か悩みを聞き出すことができれば、悩みを解決できる商品やサービスを紹介すれば、相手の心は購買へと動きやすくなるというわけです。

まとめ

マインドコントロールは使い方次第で善にも悪にもなる心理学と言えるでしょう。

しかし、特徴や洗脳との違いを正しく理解すれば、危険性はなくビジネスを有利に進められるようになります。

ぜひ仕事で役立つマインドコントロールを覚え、上手く取り入れていきましょう。